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働きながら看護師の資格は取れる?賢い資格取得法&キャリアガイド2024.08.08
働きながら看護師資格を取得するにはどうしたらいい?と考えている人はいませんか。
少子高齢化社会となっている日本では、病院やクリニック、介護施設などさまざまな場所で看護師の活躍が期待されています。
需要が多い職業であり、安定した給与を得られるため、社会人になってから看護師をめざす人も少なくありません。
そこで今回の記事では、働きながら看護師になる方法について紹介します。看護師になるための学校選びや活用できる奨学金についても紹介しますので、働きながら看護師資格を取得したい人はぜひ参考にしてください。
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働きながらでも師の資格は取れる?
社会人を経験しながらでも、看護師資格は取得できます。看護師国家資格の取得には年齢制限がないからです。実際に、社会人を経験した後に看護師になった人は少なくありません。
医療関係以外の仕事をしていた人でも看護師になっています。
まず、働きながら看護師資格を取得するメリットや看護師の需要性、将来性について紹介します。
働きながら看護師資格をとるメリット
働きながら看護師資格を取得するメリットはいくつかあります。
まず、収入を得ながら学べることです。仕事をしながらでも資格を取得する方法があるため、経済的な負担に悩むことなく看護師資格を取得できます。
また、働きながら看護師を取得する際に奨学金制度を利用できます。利用できる奨学金はさまざまあります。取得するために費用がかかる資格ですが、社会人でも利用できる奨学金制度があるため、働いている人や子育て中の人でも看護師資格を取得することが可能です。
看護師資格の需要性
看護師資格は需要の高い資格のひとつです。
少子高齢化が進む中、医療や介護のニーズが増えています。そのため、病院やクリニック、介護施設などの医療機関で看護師が不足している状況です。
看護師は患者さんに直接ケアを行う職種であり、医師をはじめ多くの医療従事者と協力して看護を提供する重要な役割を果たします。地域医療や在宅医療の分野でも看護師の需要が高まっており、さまざまな働き方が可能です。
看護師は、多くの医療現場で常に求められており、どの地域でも求人が多く、就職しやすい職種となっています。
看護師の将来性
前述したように、看護師の需要はますます高まっています。
とくに、在宅医療や訪問看護の分野では、療養生活をする上で患者さんの生活の質を向上させるために、看護師の役割は大きいです。他にも、病院やクリニック、学校、企業、介護施設などさまざまな場所で活躍が期待されている職種です。
将来的に看護師の需要が減少することは考えにくく、むしろ需要が拡大することが予想されます。つまり、看護師は将来性のある職種と言えるでしょう。
キャリアップを図れる資格
看護師になると、現場で経験を積みながらキャリアアップを図れます。リーダーシップやマネジメントのスキルを身につけたり、認定看護師の資格を取得したりすることで、看護管理者や教育者としてのキャリアも築けます。
キャリアアップすることで、収入を高めたり、管理職に就いたりすることもできるでしょう。
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働きながら看護師の資格を取る方法。働きながら看護学校に通える?
看護師になるには大きく分けて2つの方法があります。
- 看護師資格を取得する
- 准看護師資格を取得後、看護師資格を取得する
看護師資格を取得するためには、以下の養成学校に通わなければいけません。
- 看護大学(4年)
- 看護短期大学(3年)
- 看護養成所(3年または4年)
- 5年一貫看護師養成課程校
看護師資格をすぐに取得するためには、上記のように全日制の学校に通う必要があるため、フルタイムで働いている人は少し難しいでしょう。
そのため、働きながら看護師資格を取得するには、まず准看護師を取得したのち、看護師資格を取得しています。
准看護師資格の取得方法
准看護師であれば、半日制の養成学校もあり、最短2年で取得可能です。そのため、働いている人も子育て中の人も、自分のライフスタイルに合わせて取得できます。
准看護師を取得する養成学校は以下のとおりです。
- 中学卒業後、准看護師養成所(2年)または高校養成学科(3年)
- 高校卒業後、准看護師養成所(3年)
准看護師資格を取得するためには、看護理論や実技、臨床実習を通じて基礎から専門知識を学びます。修了後、各都道府県で実施される准看護師試験に合格することで、準看護師資格を取得できます。試験内容は学んだ知識に基づくもので、合格率は比較的高いです。
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働きながら看護師の資格を取るのに適した学校の選び方
看護師になるための養成学校は、全国各地にさまざまあるため、どの学校がよいか迷うでしょう。働きながらでも看護師を取得するためには、自分のライフスタイルに合った学校を選ぶことをおすすめします。
ここでは、まず准看護師から看護師になる方法や後悔しない学校の選び方について説明します。
准看護師から看護師になる方法
准看護師から看護師になるには、全日制、定時制、通信制といった学び方を選べます。
全日制 |
准看護師資格を取得後に、最短で看護師資格を取得する方法です。 実務経験3年以上(中学卒業後に准看護師となった人)が必要となります。 |
定時制 |
定時制は3年もしくは2年課程があります。 実務経験3年以上(中学卒業後に准看護師となった人)が必要です。 定時制には、昼間と夜間があります。 |
通信制 |
通信制で看護師資格を取得するためには、7年以上の実務経験が必要です。 座学以外は、病院での実習や、登校して演習などを受けます。 |
後悔しない看護学校を選ぶポイント
学校選びのポイントは以下のとおりです。
- 学ぶ期間
- 受験の科目
- 合格率
- 費用
学ぶ期間
養成学校に通う期間は2〜4年とさまざまです。ゆっくりと学びたいと考えている人は、長い期間を選ぶとよいでしょう。働いている場合は、仕事の都合を考えながら期間を選ぶとよいです。
受験の科目
養成学校に入学するためには、受験が必要です。受験の科目は、養成学校によってさまざまであるため、自分が得意とする科目を選ぶことで合格しやすくなるでしょう。
受験科目には以下のようなものがあります。
- 国語
- 数学
- 英語
- 面接
- 生物
- 化学
- 小論文 など
多くの学校では国語、数学、英語、理科(生物や化学)などが試験科目に含まれます。中には、小論文と面接だけで受験できる養成学校もあります。受験科目は、看護の学習に必要な基礎知識を確認するためです。面接や小論文によって、志望動機や人間性が評価されます。事前に受験する学校の具体的な受験科目や試験内容を確認し、しっかりと準備することが重要です。
合格率
看護師資格の合格率も養成学校を選ぶポイントのひとつです。
養成学校のホームページなどで、国家試験の合格率を確認できます。合格率が低い学校は、学ぶ環境が整えられていない、教育者の質が悪いなどの可能性があります。
ただし、国家試験の合格率より、何よりも自分の学ぶ姿勢をしっかりもつことが重要です。そのため、合格率が高い学校でも、自分の意欲がなければ看護師国家試験に合格できません。
費用
看護養成学校では、入学費や実習費、授業料、設備費などが必要です。
学校によって費用が多少前後するため、事前に確認しておくとよいでしょう。
また、学校によっては奨学金を利用できる場合もあります。学費の負担をできる限り軽くしたいと考えている場合、奨学金も利用することもおすすめです。
看護師養成学校の奨学金は、次項で紹介します。
通学の時間
看護師養成学校を選ぶ際のポイントのひとつとして、通学時間は重要でしょう。
通学時間が短ければ、毎日の負担が減り、勉強や実習に集中しやすくなります。また、学業に専念できる環境が整います。
さらに、通学時間が短いと、急なスケジュール変更や実習先への移動もスムーズです。交通費や通学にかかる時間を考慮し、自宅から通いやすい学校を選ぶことで、働きながらでも無理なく学校に通えるでしょう。
働きながら看護師の資格を取るのに必要な費用は?
看護師になることで、安定した給与を期待できます。しかし、看護師になるためには、ある程度の費用が必要です。
ここでは、看護師資格を取得するために必要な費用と、学費の負担を軽減するための奨学金について紹介します。
看護師になるために必要な費用
看護師養成学校に通うために必要な費用には、以下のものがあります。
- 入学金
- 実習費
- 授業料
- 設備費
- テキスト代
- 参考書代
- ユニフォーム代
- 通学時の交通費 など
学費は年間で数十万円から100万円以上かかることが一般的です。
授業料、設備費、実習費など以外にも教科書やユニフォーム代などの教材費も別途必要です。さらに、通学にかかる交通費も必要となるでしょう。
看護師になるために活用できる奨学金
看護師になるために活用できる奨学金には、以下のようなものがあります。
- 病院の奨学金
- 日本学生支援機構
- 看護師等修学資金貸与事業
- 専門実践教育訓練給付金 など
その他、ひとり親向けには自立支援教育訓練給付金や高等職業訓練もあります。
また、地方自治体や病院が独自に提供する奨学金もあり、卒業後に特定の地域や施設で一定期間働くことを条件に、返済が免除されます。さらに、看護連盟や企業が提供する奨学金も条件を満たせば利用可能です。奨学金を活用することで、経済的な負担を軽減しながら看護師を目指すことができます。
まとめ
看護師資格は働きながらでも取得可能な資格です。
少子高齢化の中、病院やクリニックの看護師、在宅医療の訪問看護師など、看護師の働き方は多くあり、将来性・需要性の高い職業です。資格取得には年齢制限もなく、知識やスキルを身につけることで、キャリアアップが図れます。
そのため、これまで医療関係以外の仕事に就いていた人でも看護師をめざす人は少なくありません。
看護師資格を取得するための養成学校はさまざまあるため、自分のライフスタイルにあった学校を選ぶとよいでしょう。
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